“ロシア料理”といえば?
日本人に「ロシア料理といえば?」という質問をしてみたら、80%くらいの人は”ピロシキ”と答えると思います。
残りの20%くらいの人は”ボルシチ”と答えるのではないでしょうか。
多くの日本人にとって、ロシア料理の代表選手は間違いなくピロシキだと思います。
僕とピロシキ
僕は物心ついたとき、一番最初に好きになった記憶がある食べ物はピロシキです。
母親はいつも僕にピロシキを買って来てくれていたことを覚えています。
それから20年、まさか僕がロシア人と結婚を前提に付き合うことになるとは夢にも思っていませんでした。
全てはピロシキから始まっていたのかもしれません(笑)
今回はそんな思い出の食べ物、ピロシキについてのお話です。
ロシアでピロシキを食べたい!
2016年10月、ついに僕はリューに会うためロシアを訪れることになります。
ついに本場のピロシキが食べられる!期待に胸を弾ませた僕はパン屋さんに行きました。
あれ?ピロシキが売ってない。
美味しそうなパンがたくさん。
でもピロシキが売っていません。
ピロシキはもしかしてロシア料理ではないのか?
「ジャーマンポテトはドイツにはない」
「フレンチフライはフランスにはない」
みたいなやつということか?
ボルシチもほとんど売っていない
ピロシキに並ぶ有名な料理、ボルシチもスーパーやレストランでほとんど見かけません。
謎は深まるばかりです。
一体ピロシキもボルシチもどこにあるんでしょうか?
解説:ピロシキがほとんど売っていない理由
ピロシキとボリシチは家庭料理ですから買うんじゃなくて自分で作るものです。
ピロシキの具は適当です。家庭によって違うと思いますがうちのばあちゃんが普段作るのは肉か炒めた玉ねぎのみじん切りと混ざったじゃがいもかネギとゆで卵か果物が入っている甘いやつです。
実は家庭によって生地の作り方も違います。
追記:ついにピロシキを食べることができた!
2016年のロシアの旅では、ピロシキを食べることができませんでしたが、2017年2月、2回目のロシア滞在でついにピロシキを食べることができました!
リューのおばあちゃんが作ってくれたピロシキです。
アンズのピロシキ、豚ひき肉のピロシキの2種類を作ってくれました。
ピロシキはしょっぱい系のパンだという固定観念があったので驚きましたが、甘いピロシキも美味しかったです。
他にもいくつかピロシキを食べましたが、日本のピロシキのような、春巻きの具っぽい餡が詰まったピロシキはありませんでした。
結論:ロシアのピロシキの具はとてもシンプル
まとめ
ボルシチもピロシキも、それぞれの家庭に独自のレシピがあったり、形があったりすると思います。
家庭料理ですので、普通にロシアを旅行していると意外と食べることができないかもしれない料理ですね。