多くの人にとって旅行の一番の敵は「太ること」ではないでしょうか?
国内旅行に比べて長期になりやすい&珍しい食べ物ばかりの海外旅行は、より一層太るリスクが高いと思います。
今回の記事は、1年のうち1ヶ月以上は海外旅行をしている僕たちが自分たちの経験から導き出した海外旅行で太らないコツをすべて公開します!
【重要】太らないのはほぼムリ!
身も蓋もない話ですが、「海外旅行で太らない」というのは現実的に考えて不可能に近いと思っています。
太らないようにするためには、
■食事を制限する(摂取カロリーを減らす)
■運動する(カロリーを消費する)
これしかありません。
これを旅行の中で実現しようとすると、全然楽しくない旅行になってしまいます。
そこでオススメなのが、まず太ってもいい体重を決めておくということです。
僕の場合は日本で10日〜2週間くらいダイエットすれば無理なく戻せる2kgを上限にしています。
3kg太ってしまうと、見た目に変化が出てしまうしダイエットも大変になるので、2kgを死守します。
みなさんも、「太らないように頑張る」だけでなく、太ってしまうことを前提にして、「何キロなら許せるか・戻せるか」も事前に考えておいた方が気楽だと思います。
「2kg太るのは仕方がない」という覚悟をしていると、帰ってきて増えた体重が1.5kgだった時に「思ったより太ってない!」とテンションを上げてダイエットに励むことができます。
これが、「太らないように気をつけよう」という気持ちの人だと+1.5kgは絶望的なスタートラインになってしまうのではないでしょうか。
具体的なダイエットの方法
ここで軽く僕にとってのダイエットを紹介しておくと、
■炭水化物を減らす
■お腹いっぱいになるまで食べることをやめる
■食事前、食事後の体重を量る
■週4回以上ランニングする(1回30分程度)
という内容で、これを10日〜2週間キッチリこなせればまず痩せます。
うまく体重が減らない時はこのどれかが欠けていることがほとんどです。
それでは、ここからが本題です。
”せっかく食い”をやめよう
これこそが今回の記事に一貫するテーマです。
「せっかくだから」とついついなんでも食べてしまうのが”せっかく食い”です。
旅行先や食べ放題などでどんな人でも一度は経験があるのではないでしょうか。
運動も食事制限も難しい海外旅行では、この”せっかく食い”をいかに減らすかが、旅先で太らないための最大の要素だと思います。
そのせっかく食いを減らすための7つのテクニックを今から紹介していきます。
①食事の回数を意識する
せっかく食いを減らすためのテクニックが、”旅行中の食事の回数を意識する”ということです。
例えば、1週間の旅行なら1日3食x7日なので21回の食事があるとざっくり計算できます。
旅行の序盤で「あれもこれも食べたい」となってしまう気持ちはよくわかりますが、食事の機会がどれくらいあるかを意識するだけで、食べる優先順位をつけることができます。
食事の回数を把握していれば「これはまたどこかで食べられそうだな」というように気持ちに余裕が生まれ、せっかく食いを回避することができます。
②食べる時間に縛られない
海外旅行では時差ボケもあったり、予想以上のボリュームのご飯をついつい食べ過ぎたりして翌朝全くお腹が空かないなど、空腹感と満腹感が不規則になりがちです。
そんな中で、「なんとなく食事の時間だから」と惰性で食事をすると確実に太ります。
海外旅行では“何時ころに食べる”ではなく、「お腹が空いたら食べよう」というモードに切り替えた方が、食べ過ぎを防げると思います。
③ホテルの朝食を食べすぎない
せっかく食いの代表格がホテルの朝食です。
無料の朝食が付いているホテルも多く、バイキング形式がほとんどです。
朝食を食べられる時間が決まっている分、さきほどの”惰性で食べる”という状態にもつながりやすいです。
本当にお腹が空いているならいいんですが、前日の夕食を食べ過ぎて、まだあまりお腹が減っていない状態の時は注意が必要です。
僕はお腹が空いていないときは、コーヒーだけ飲みに行くということもよくあります。
海外のホテルで朝ごはんを食べないのは結構もったいないような気がしますが、ホテルの朝食はほとんど日本でも食べられるものばかりです。
個人的にあれは食事よりも”ホテルの朝ごはんの雰囲気”を楽しむアトラクションだと思っています。
④体重計を持っていく
一番具体的、かつ効果があるのはこれです。
体重計を持っていき、食前・食後に量るだけで食べ過ぎを抑える効果があります。
「体重計なんて重いし大きいし持って行きたくない」という方もいると思いますが、旅行用のコンパクトな体重計はネットなら簡単に見つかります。
スーツケースと一緒に乗れば、スーツケースの計量にも使えるので便利です。
僕はタニタの『スモールスケール』というコンパクトな体重計を愛用していたのですが、残念ながら販売終了してしまいました。
値段が2000円程度でオススメなのがこちらの体重計です。
⑤2人で一皿を基本にしてみる
アメリカなんかは特にそうなんですが、レストランではハンバーガーなどでも付け合わせの量がすごいので、2人で一皿くらいでちょうどよかったりします。
ヨーロッパも単価の高いレストランほどその傾向があります。
一回目の注文では「これだと少し足りないかな?」くらいに感じる方が、食べてみるとちょうどいい量だったというケースは多いです。
経験上、海外のレストランで1人1皿頼むと、食べきれないほどの量が来てしまう時の方が圧倒的に多かったです。
お腹が空いている時ほど、つい人数分頼みたくなるので注意が必要です。
万が一本当に物足りなかった時はまた少し注文するでもいいし、その店を出た後に別の場所でデザートを食べたりという楽しみもあります。
⑥付け合わせや食べたくないものは思い切って残す
食事を残すのに罪悪感を持ってしまう人は多いと思います。
僕もそうでしたが、大人になって”食事を残すことができる”ようになってきました。
廃棄することになる食べ物はもったいないですが、太ってしまった後のケアの方が大変なので、思い切って食べたくないものは食べないようにしています。
ピザやパンの耳、付け合わせのポテトなどは腹八分目のときは残すこともよくあります。
台湾など、ゲストに食べきれないほどの食事を出してもてなし、残されても当然という文化もあります。
「出されたものを全部食べないと失礼」という日本の価値観は海外では少数派だということを知っておくと気楽になるかもしれません。
⑦機内食を全部食べない
「せっかく食い」のもう一つの代表格で、海外旅行で太る要因でも地味に大きいのがこの機内食だと思います。
僕は昔から給食とか機内食のような”配給食”が大好きなんですが、最近になってようやく機内食をコントロールできるようになりました。
そもそも、飛行機の乗客に文句を言われないように機内食は必要以上に出されるものです。(10時間程度のフライトなら2回+おやつ)
機内食が少ないと「金を返せ!」という問題に発展しかねませんが、「機内食が多い!」と文句を言う客はいません。
そんな機内食を運動ゼロの飛行機で全部食べていたら、太るのは当然です。
パンやフルーツを残したり、そもそも機内食自体を断ったりして、お腹ペコペコの時以外は食べないようにすると、機内食太りを回避できます。
僕はと2人で1つの機内食にすることもあります。
食事の時間になっても構わず寝ているか、”No thanks, I’m full”(お腹いっぱいなので結構です。)と一言伝えれば機内食を断ることができます。
まとめ
この7つのテクニックで、海外旅行での”せっかく食い”を減らしましょう!
①食事の回数を意識する
②”食べる時間”に縛られない
③ホテルの朝食を食べすぎない
④体重計を持っていく
⑤2人で一皿を基本にしてみる
⑥付け合わせや食べたくないものは思い切って残す
⑦機内食を全部食べない
今まで海外旅行で太りすぎてしまったという経験がある人は、ぜひこの考え方を意識してほしいです。
結論『後悔しない太り方をしよう!』
僕が海外旅行中にによく怒るのは、なんとなくスーパーで買ったお菓子をたくさん食べて「太った」と嘆いているときです。
その時にいつも言っているのが『後悔しない太り方をしよう』ということです。
「これを食べたら太るか」という考え方では不十分だと思います。
この考え方だと体重に支配されるばかりで、食べ物を選ぶ楽しみ・食べる喜びがありません。
「自分がこれを食べて太っても、納得できるか」が究極の基準だと思います。
「これを食べて太ってもしょうがない!」というものだけを食べるようにすれば、太っても納得してダイエットに励めると思います。
”海外旅行で太らないコツ”なんて言っていますが、正直言ってこれは”食べるのを我慢する”、”旅先でも運動する”以外にありません。
どちらも現実的には結構厳しいことだと思います。
だったら、それよりもまず太るのを前提にして、どうしたら納得できるかを考えていく方が旅行は充実するのではないでしょうか。