詐欺業者メディアプロモーションから架空請求がきたので対策をまとめました【まいじょぶねっと】


メディアプロモーションという会社からの高額請求


2019年3月27日現在、僕と家族はメディアプロモーションという会社からの不当な高額請求の被害に遭っています。
身に覚えはあるので“架空請求”とは言えないかもしれませんが、“不当な請求”、そして”悪質な業者”であることは間違いありません。

この記事が検索順位で少しでも上に行くように、あえて記事タイトルには”架空請求”や”詐欺という文言を入れました。
少しでも多くの方にこの記事を読んでもらえればと思って作っています。

ここ最近多くの掲示板などでこの業者による被害が報告されているので、今回はその一部始終と僕たちがとった対応を時系列で共有したいと思います。

かなり長めの記事なので結論だけ知りたいという方、今現在メディアプロモーションや類似の業者から不当な請求を受けていて、一刻も早く対処法を知りたいという方は↓こちらをクリックすると「まとめ」に移動します。

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【2月23日】ジモティーに求人情報を掲載

僕たち北海道の農家は、この時期から農作業を少しづつ開始し、4月から本格的に従業員・パートさんを雇って作業に入ります。
そこで「3月の間に人を採用したい」という父親の頼みで、ネットを利用して求人情報を掲載することになりました。

まずは無料で利用できるサイトを調べた結果、僕がいいと思ったのはジモティーというサイトでした。

「要らないものをあげます・売ります」というやりとりだけでなく、求人情報も掲載できることが決め手でした。
地域密着型のサイトなので田舎の求人でも相性がいいと思い、早速掲載しました。

【2月27日】営業担当者からの電話


ジモティーに掲載して数日後にメディアプロモーションという会社の営業担当者から僕の携帯に電話がきました。
(ジモティーでは、「投稿者に電話で問い合わせ」というボタンをクリックすれば電話番号がわかるようになっています)

営業担当者は奥野さんと名乗る、若い女性でした。

・御社の求人情報をメディアプロモーションが運営する”まいじょぶねっと”というサイトにも掲載しませんか?
・掲載すれば、indeedの検索結果の上位にも表示されるようになります
・20日間は無料で掲載するキャンペーンを行なっていて、期間中にアンケートに協力していただければ無料キャンペーンのみで終了することができます。

ということを伝えられ、僕は「無料ならぜひお願いしたい」ということで、その日のうちに奥野さんからメールで送られてきた契約書を印刷して直筆で記入し、先方に送信しました。

最初の印象


僕は数年前までwebデザインをやっていた経験があるので、もちろんサイトと運営会社を確認しました。

この時は、「デザインがイケてない会社だなー」というくらいの感想しか持ちませんでした。
イケてないというのは、サイトのメインイメージにいきなりフリー素材のような写真が使われていたからです。

それとメールに添付されていた営業資料がどこか古臭いデザインだったのも少し気になりました。

営業担当者の奥野さんに対して、SEO(検索エンジン最適化)などの専門的な質問をしてみたところ、あまり理解できていないようだったので知識不足だとは感じましたが、
この時は、「電話営業はインターンやバイトに頼むこともあるし、営業担当者の知識なんてこんなものだろう」という程度にしか思いませんでした。

会社自体の悪評はこの時はあまり立っていませんでしたし、僕もそれ以外の悪い印象は持ちませんでした。

【3月1日】求人原稿完成の連絡

この日、実際にサイトに掲載される原稿がメールで送られてきました。

「デザイン管理制作部 矢代」さんと名乗る方からの連絡でした。

「このまま掲載で問題ないようでしたらご連絡は不要です。」という文言があったので、こちらからは返信せずに掲載を待ちました。

【3月2日】広告掲載開始

3月2日から掲載スタートという約束どおり、この日からまいじょぶねっとにウチの求人情報が掲載され始めました。

求人ページのクオリティとしては悪くないと思いました。

結果からいうと、この掲載期間中に求職者からの問い合わせはありませんでした。

【3月中旬】アンケートが来ない・・・

3月中旬頃からアンケートのことが気になり始め、そわそわしてきました。
メディアプロモーションから一度だけ自宅に届いた郵便は、キャンペーンのチラシのような派手なもので、
アンケートや契約解除に関係する書類とは到底思えず、捨ててしまっていました。

【3月22日】こちらからメール

アンケートや書類らしきものは結局うちに届くことはなく、3月22日が来てしまいました。

「このままだと有料になってしまう!」と焦り、お昼にメールで掲載終了のお願いと、アンケートが来ていないことを伝えました。

金曜日でしたが、この日のうちに先方からの連絡はありませんでした。

【3月25日】高額請求が自宅に届く

月曜の昼、慌てた父に呼び出されました。

自宅に30万円の請求書が届いていました。

無料キャンペーン期間終了後の3月23日から4月10日までの分の請求です。
数量の”2″というのは、うちの勤務時間が”8時-17時”or”9時-15時”の2パターンあるとジモティーに書いてあったのを見た営業担当者の奥野さんが、
「それなら別々の求人情報として掲載しませんか?」と提案してきて、それを受け入れたからです。

さすがにこの請求書はおかしいと、営業担当者の奥野さんに連絡して問い詰めましたが、「上司に代わります」と言い、
その上司は「請求に関しては別の部署が担当などでそちらに問い合わせしてください」と言いました。

奥野さん以外と話しても、相手のいいように言われるだけなのは目に見えていたので、この日はこれ以上やりとりをすることはありませんでした。

弁護士に相談してきた

すぐに地元の岩内町にある消費者相談窓口にまずは相談したところ、近所の弁護士事務所を紹介してもらったのでそこで今回の書類を一式印刷して父と一緒に相談に行きました。

行ったのは岩内ひまわり基金法律事務所というところで、パリッとしたスーツを着たかっこいい先生が対応してくれました。
若い先生でしたが、理路整然とした語り口でとても心強かったです。

結論から言うと、

・「払いません」「払って欲しければ裁判を起こしてください」とだけ言うということ

・迷惑な電話が繰り返されれば警察に相談すること

・万が一裁判を起こされたら、また改めて弁護士に相談すること

というアドバイスをもらいました。

時間にして20分程度であっさりと話が終わってしまいましたが、弁護士の先生の的確なアドバイスは、僕たち親子の精神的プレッシャーをかなり和らげてくれました。

初回の相談は無料ということで、これに関して料金がかからなかったことに驚きました。

【3月26日】営業担当者からの悪質な電話

この日は昼に本社の鈴木さんと名乗る人から電話があり、
かなり強めの口調で「払ってください」という主張をされました。

昨日の弁護士の先生のアドバイスどおり対応すると、あからさまに態度が悪くなりました。

この時の会話を録音した動画がありますのでご覧ください。

ウシジマくんやテレビ番組の世界だと思っていた出来事が、いざ自分の身に降りかかってくるとさすがに恐かったです。
この電話からしばらくは心臓バクバクでした。

気の弱い方や、周りに相談できる人がいない方ならお金を払ってしまうのも納得できました。

その後もひっきりなしに電話はかかり続け、対応すれば同様の会話の繰り返しでした。

一時着信拒否したものの、その後すぐに非通知で4回。
警察に行く前にまた着信拒否を解除するとすぐに20件ほどの着信がきました。

このしつこい電話をかけてきた番号が、ホームページに記載してある本社の番号と一緒だったので、まともに仕事をしている会社ではありません。

よそから電話がかかってくる可能性もある番号をこんなしょうもない連絡に使っていることから、おそらく少人数の組織であること、もしかすると社長の香月裕太が電話口で「鈴木」を名乗っているかもしれないことが想像できました。

警察署に行ってきた

弁護士の先生のアドバイスどおり、相手が完全な迷惑行為をしてきたので地元の岩内警察署に相談に行きました。
対応してくれた警察官の方はIT関連の相談にも理解があり、話が早かったので助かりました。

「被害届」という形ではなく、このような行為をされているという記録を残すことでこの日は終わりました。
また、この後実際にメディアプロモーションの鈴木さんに電話をかけ、迷惑な電話については注意してくれたそうです。

実際、それ以降電話はかかってきていません。

【これから】たぶん色々な書類は来る

相手はもちろんプロですから、こんな簡単に諦めることはしないと思います。

迷惑な電話はなくなっても、“督促状”や”差押通知書”などいろいろな名目でそれらしい書類をこちらに送りつけ、精神的に揺さぶってくると思います。

あるいは、「契約はまだ続いているから」とさらに高額な請求をよこしてくる可能性も考えられます。
相手からすれば「払ってもらえばラッキー」くらいなのでダメ元でどんなことでもすると思います。

しかし、こちらの対応は”正式に裁判を起こされるまでは一切無視”ということだけです。

万が一 「裁判を起こされました」という書類が来たら(見たことがないので想像もつきませんが)、
その時は弁護士の先生にあたらめて相談しますし、もしかするとその書類すら偽物かもしれません。

そうなれば犯罪になりますので、また警察に行きます。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

以上が僕たちの身に起こったことの時系列順のまとめです。
営業の手段や担当者の名前は人によって違うと思いますが、手口はだいたい似ているのではないでしょうか。

メディアプロモーションという会社について調べてみた

このような事態になったので、改めてこの会社がどういう会社か調べてみました。


(http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/)

全国法人データベースと国税庁の法人番号公表サイトを確認したところ実在する会社のようです。
会社のホームページは嘘をいくらでも書けるので(犯罪ですが)、このような場合は公的機関のサイトを利用します。

所在地は神奈川県横浜市中区弁天通2丁目30番地OMT関内ビル4階ということで、
Googleのストリートビューではこの建物で間違いなさそうです。

“オフィスがしょぼい”というのは立ち上げたばかりのIT企業ならよくあることなので、事務所の外観についてはこれだけでは怪しい企業かどうか判断できません。

また、この住所は会社設立のためだけに使われていて、ここではオフィスプロモーションの人間は作業していないという可能性も十分にあります。

メディアプロモーションのホームページによると代表取締役は香月裕太という人です。

“かつき、かげつ、かづき、こうづき、こうつき”か読み方はわかりませんでしたが、
名前を検索してみたところfacebookアカウントもなく、画像検索にも引っかからず、本人の顔が見える情報はありませんでした。

これだけでは「怪しい」とまでは言えませんが、SNSを一切やっていないのは今どきのITベンチャー企業の経営者としては珍しいです。

この会社の関係者で僕が実際に会話をしたのは奥野(女性)、奥野の上司(男性)、鈴木(男性)の3人です。
もちろんこの3名は偽名の可能性も十分ありますし、電話口で鈴木と名乗った人が社長の香月裕太という可能性も考えられます。

とりあえずこの会社の情報で間違いないのは
・法人は実在する
・代表取締役の名前は香月裕太
・ホームページの電話番号は本物

という3点だけです。

追記

4月7日にメディアプロモーションから再度「いつお支払いいただけるんですか?」という電話が来た際に、社長の名前の読み方を聞いてみました。
すると「教えません。自分で調べてください」と言われてしまいました。

自分で調べた結果わからなかったから”社員”に聞いているんですが・・・

僕は、自分の会社の社長の名前の読み方を教えられないという会社は今まで聞いたことがありません。

まとめ:皆さんに伝えたいこと

それではここからが皆さんに伝えたい具体的な対処法です。

論点はここ!

弁護士の先生のアドバイスと警察での話をもとに、このような悪質な業者への対応をまとめました。

・「契約は有効だor無効だ」
・「契約解除の書類を送ったor送ってない」
・「サービス自体が不当だor正当だ」

などという論点で話すと水かけ論になります。
お互いが自分に有利な主張をするので当然です。

法律の知識が生半可にあると、つい論理的に契約の不備や相手の説明不足を指摘したくなります。(僕もそうでした)
でも、そう言ってしまうと相手に付け入る隙を与えるだけの結果になります。

契約の不備を指摘するということは、”契約そのものはあったという前提を認める”と受け取られかねません。

相手はひたすら「契約しましたよね?」「アンケートは届いてますよね?」「そのアンケートをあなたは書いてませんよね?」ということを主張し、一部でもこちらに認めさせようとします。

ここを論点にすると相手のペースにはまってしまうので、「はい」とも「いいえ」とも言わず、この話題には答えないでください。

契約が云々ではなく、「払うor払わない」というところを論点に持っていきましょう。

そしてこちらの意思は「払わない」ということであり、「それに対して不服であれば裁判を起こしてください。」
ということをハッキリと伝えます。

重要なことなので何度も言いますが、

・「こちらは払う意思はない」

・「あとは裁判を起こしてください」

これ以上の情報は相手に与えてはいけません。

そして「これ以上執拗に電話をかけてくる場合は警察に通報します」とだけ伝え、それでも電話を繰り返された場合は警察に相談しましょう。
「業務妨害罪」という罪状があるそうです。

そして、万が一裁判になったときは改めて弁護士の先生に相談します。
(このようなケースで相手側が実際に裁判を起こすことはほとんどないそうです)

警察のできること・できないこと

警察が助けてくれるのはあくまでも、悪質な電話といった迷惑行為や脅迫、偽物の書類の取り締まりだけです。

契約そのものに関する立ち回りは基本的に弁護士の仕事ですので、警察が入ったからといってここは解決しません。

今回の場合、僕たちが相談に行った岩内警察署の方は、その日のうちにメディアプロモーションの鈴木さんに電話をかけ、悪質な電話については注意をしてくれました。
実際それ以降連絡は来ていません。

警察が最初の段階でやってくれるのはこの程度ですが、それでも警察に相談しておくことで今後同様の被害が出た時は摘発・逮捕につながりますし、電話が来なくなるだけで精神的にかなりラクになります。

同様の被害を受けている方はぜひ警察に相談しましょう。

おわりに


非常に長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

今後メディアプロモーションが何か行動を起こしてきた場合はこの記事に追記していきたいと思います。

本当はポケモンや旅行のことばかり書いていたいブログだったんですが、今回は事態が深刻だったのでこの記事を公開することで同様の被害にあった人・今まさに悩んでいる人の助けになればと思い、記事にしました。
普段は楽しいブログになっていると思いますので、皆さん今後とも応援よろしくお願いします。

追記①


4月14日現在、このページが「メディアプロモーション 詐欺」で検索するとGoogleで2位に表示されています!
1位になっていた期間もわずかにある記憶があります。

「まいじょぶねっと 詐欺」でも1ページ目に表示されています。
SNSなどでリンクを共有してくれたみなさんのおかげで、掲載後すぐに検索上位に表示されることができました。

「まいじょぶねっと」「メディアプロモーション」など単発ワードではまだ1ページ目にはありませんが、いずれ表示されればかなりの抑止力になると思います。今後とも応援よろしくお願いします。

追記② 相手にバレた・・・

想定はしていたことですが、この記事とYoutubeの動画の存在がメディアプロモーションにバレてしまいました。

当然、削除の要請を口頭で伝えられましたが、もちろん拒否しました。
今のところアップロードしたものを削除する予定はありませんが、

警察など第三者からの要請があった場合、身の危険を感じるレベルの脅迫をされた場合は、この記事を公開停止するかもしれないということを皆さんにお伝えしておきます。


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