ついにこの日が来てしまいましたね。
多くの人にとって、恋愛における最大のイベント。それが、
「実家への挨拶」。
今回のロシア滞在の最大の目的、それがリューの実家へ挨拶に行くこと。
結婚の挨拶とかではなく、単純に「リューの家族に会いたい」、「リューの育ったところを見てみたい」という気持ちだけでした。
今回は、リューの実家に行くまでと、実家でのできごとなどを紹介します。
チホレツクという町
私の実家があるのは、モスクワから南へ1300キロほどのところにあるチホレツクという町です。
人口は6万人ぐらいです。
チホレツカヤ駅の周りに出来た町ということでチホレツクという名前になりました。
名前の意味は「静かな川」なんですけど、川が何十年前に完全に乾いていて今はもう無いのでこの名前をちょっと不思議に感じます。
観光スポットも何もない場所ですからこの地方に住んでいないロシア人にチホレツクって言ってもピンとこないです。
実は凄く有名なソ連のコメディ映画の主題歌の歌詞にこの町の名前が入っていますが、それでもみんなチホレツクが本当に存在しているのを知りません・・・
よく日本人に「ロシア寒いでしょう」と言われていますが、私はロシアの南出身ですからあまり分からないんです。
実は地元の気候はあまり東京とは変わりません。
冬は雪があまり降らないし、降ってもすぐ溶けてしまいます。
夏は普段30度を超えていて、たまに40度になることもあります。
それで、二年前にモスクワに引っ越すまでの自分はロシアが寒いなんて思いませんでした。
モスクワ→クラスノダールへ
今回は電車ではなく、飛行機を利用して移動しました。
チホレツクに行くためには、まずモスクワからクラスノダールという都市に移動して、そこからは車で100キロほど移動するのが最速のルートになります。
クラスノダール国際空港
「”国際”って絶対ウソじゃん」っていうくらい小さい空港でした。
リューを小さい頃から知るユーリというおじさんが車で迎えに来てくれました。
左がユーリ
クラスノダールについて
雪が積もっていますが、本当は暖かい街です。
この日は夕方のニュースで大きく特集されるくらい寒い日でした。
クラスノダール→チホレツク
クラスノダールからチホレツクのリューの実家まではおよそ150キロ。
ロシア人にとっては一瞬です。
移動中の風景は終始こんな感じです。
「めちゃくちゃ北海道に似ている。」
そう思いました。
多分、平野がずっと続いていて雪が積もっていれば世界中こんな感じなんだと思います。
途中で教会へ
ユーリ(迎えに来てくれたおじさん)が、「教会を見ていかないか?」ということでせっかくなので教会へ。
教会では綺麗な写真がたくさん撮れたので、いずれロシアの教会の写真を紹介する記事で紹介したいと思います。
ロシアの教会の多くはキリスト教の中の「ギリシア正教会」です。
外観はヨーロッパの教会よりはイスラム教のモスクに似ていると思いました。
実家に到着
クラスノダール国際空港から約2時間で到着しました。
実家の犬がめちゃくちゃ可愛いです。
なんとニワトリを飼っています。自分の家で食べる卵用に飼っているそうです。
インテリアがオシャレすぎた
めちゃくちゃオシャレでした。
ここまでオシャレな家は見たことがないというくらい、感動しました。
日本からのお土産は?
こちらからのお土産は、日本酒の“獺祭”。
5000円くらいで一番いい日本酒を調べたら、評判が良かった獺祭(だっさい)をお土産に持って行きました。
おじいちゃんの感想は・・・
「ウォッカよりうまいな!」
喜んでもらえてよかったです😀
おじいちゃん手作りの・・・
今回一番衝撃的だったのが、実家の隣のこの家↓
おじいちゃんの手作りだそうです。
ロシアのDIYはレベルが違います。
とにかく歓迎してくれた!
おじいちゃんがシャシリクというロシアの伝統的なバーベキューを庭で焼いてくれたり、
おばあちゃんがたくさんの手料理でもてなしてくれたりと、言葉は通じませんがとにかく歓迎してくれていることだけは伝わりました。
こんなウルルン滞在記みたいな展開になるとは・・・笑
リューの実家には丸2日ほど居ましたが、ひたすら食事をいただきました。
外に出ることもなく6食死ぬほど食べましたが、不思議なことに全く体重が増えませんでした。
手作りだからカロリーが低かったんでしょうか?未だにわかりません。
まとめ:実家に来てよかった!
恋愛におけるビッグイベント、実家への挨拶。
ところどころ度肝を抜かれましたが、素敵な家族のおかげで僕にとってはいい思い出になりました。