僕がブルーアイズを描いた理由-着想編-



twitterから来ていただいた皆さん、ありがとうございます!

このブログでは、twitterなどで公開したマンガの完全版を公開しています。
最初にtwitterで公開したものと同じマンガを掲載。 その後、マンガには収まりきらなかったテキストやさらに深い話をここで伝えられたら良いなと思っています!

『ブルーアイズを描いた理由-着想編-』



東京に来た後のはなし



Youtubeで詳しく語っていますが、僕は妻のリューの夢を叶えるために2020年12月に上京してきました。

運良くリューはすぐに第2希望くらいの企業に就職することができました。
僕はというと、ずっとポケモンGOをやっていました。

1月と2月はポケモンGOをやっていた記憶しかありません。


今となっては、その記憶すら忘れかけているため、僕には1月と2月の記憶がありません。

貯金はまだまだあるけど、そろそろポケモン以外のこともしようかな。そう思い始めました。

「ヒマならせめて教養くらいつけよう」という立派なんだかよくわからない理由でその頃は電子書籍を読み漁っていました。
たまたま見つけた『西洋絵画の見かた』みたいな本が思いのほか面白かったと記憶しています。

「名作を近くで見てみたい」そう思い、僕は美術館巡りを始めました。

「退屈だな」

あるアマチュア画家たちの公募展を見に行ったとき、「退屈だな。」「よくわからないな。」と率直に思ってしまいました。

当時の僕はほとんど予備知識がなかったので絵の見かたが全くわかりませんでした。

今の僕からするとそれはほぼ自分の知識不足のせいだと思いますが、当時の僕はそんなこと知りません。

その時思ったのは「じゃあどうやったらこの退屈を吹き飛ばせるだろうか?」「何があったらオレはテンションが上がるだろうか?」という疑問です。

ふと、「ここにいきなり遊戯王カードの”ブルーアイズ”とかあったら、テンション上がるのになー」
「みんなびっくりするだろうなー」
といういたずら心が湧いてきました。

その時、「これは面白い!」と思いました。


「子供の遊びだったトレーディングカードを油絵というリッチなメディアで描いて、みんなをびっくりさせたい。みんなの退屈を吹き飛ばしたい。」

それが発想の原点です。


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