僕は2018年の11月に、3週間ほどと一緒にロシアに行きました。
観光という感じはほとんどなく、妻の帰省に付き合って行ったという感じですが、1年半ぶりにロシアに行くとまた新しく見えてきたロシアのあるある、ロシア人のあるあるが結構あったので、2018年度版としてまとめてみました。
空港にいつでも活気がある
僕はロシアの空港の雰囲気が大好きです。
↑真夜中でもこんな感じです。
ロシアでは、飛行機は真夜中でも構わず飛んでいます。
地方の空港でも深夜2時3時のフライトが当たり前のようにあります。
そのため、空港内には24時間営業のカフェやレストラン、売店があり、空港は夜中でも明るく賑やかな雰囲気があります。
日本はもちろんのこと、アメリカでも深夜のフライトは一般的ではないので、夜中の空港は薄暗く、お店もほとんど閉まっていて寂しい感じがします。
ロシアの空港は、保安検査場の外も内側も同じくらい賑やかなので夜明かしにも困りません。
飛行機が着陸すると拍手が起こる
ロシアの飛行機系でもう一つ印象的なのが、これです。
ロシアの国内線など、ロシア人が多く乗っている飛行機では、飛行機が着陸するとなぜかみんな拍手します。
つられてとりあえず拍手をしてみると、不思議と一体感が生まれて他の乗客に一気に親近感が湧いてきます。
ただ拍手をするだけで、飛行機の着陸がドラマチックになります。
僕はこの習慣はすごく良いと思うので、ぜひ世界に広まって欲しいと思っています。
ただ、この習慣が生まれた背景として、「もしかして昔のロシア(ソ連)の飛行機は墜落することが多かったんじゃないか」と考えると少しゾッとします。
階段がバラバラ
まずはこの写真を見てください。
違和感を覚えませんか?
ロシアの階段は、幅がバラバラなんです。
幅だけでなく、高さもばらつきがあります。
写真と文章だけ見ると地味なように思うかもしれませんが、実際に歩いてみるとメチャクチャ危ないです。
つまづきやすさ、転びやすさが桁違いです。
もちろん、まともな階段もありますが、昔作られたものはこんな階段が多いそうです。
車のドアが閉まりやすすぎる
よくわからない表現だと思いますので(笑)、
しっかり解説します。
ロシアの車のドアは半ドアになりにくいんです。
ボロボロの車はとくに閉まりやすく、
一度タクシーに乗るときに日本の車の要領で閉めたら、「バコン!」というすごい音がして、
運転手さんにブチギレられました。
ロシアでボロボロの車に乗る際は、ドアを優しく閉めるようにしてください。
が去年ウチに来たばかりの頃、いつも半ドアにして僕はよく文句を言っていましたが、その理由が1年越しに理解できました。
謎のテレビメーカーNESONSのシェアがすごい
の実家で居間のテレビがブラウン管だったのがずっと気になっていて、今回液晶テレビをプレゼントしました。
そこで町の電気屋に行ったときにすごく気になったのが、この謎のテレビメーカーNESSONSです。
ロシアのテレビ売り場の半分近くをこのNESONSが占めていたんです。
価格は安いんですが、ロゴなどからうっすら感じられる”日系企業感”。
売り場の店員さんによると「日本の企業がロシア人向けに作ったブランド」らしいのですが、日本語で検索しても全くヒットしません。
謎は深まるばかりです。
水溜りがすごい
ロシアの「水溜り」は凄まじいです。
日本の水溜りと同じ言葉で呼ぶのはどうかと思うくらいの大きさと深さです。
道路の排水機能が低い&デコボコだらけが原因で、そこら中に大きい水溜りができます。
リューの地元の都市『クラスノダール』に滞在中に大雨が降ったんですが、簡単に冠水してしまいました。
この雨は日本人にとってはまったく豪雨ではなく、普通の大雨でした。
コカコーラが美味しい
ロシア最終日になんとなく買ったコカコーラを飲んで驚きました。
「コーラが美味い!」
どういうわけか明らかに日本のコーラよりも美味しいと感じました。
日本のコーラの方が「薄い」というか「パンチが足りない」感じがします。
例えるなら、成分無調整の牛乳と低脂肪牛乳みたいな感じでしょうか。
僕の憶測ですが、ロシアのコーラのほうが砂糖が多く入っていて、日本の方が人工甘味料に頼っているのかもしれません。
ショッピングモールにスケートリンクは当たり前
ロシアのショッピングモールに行くと、建物の中にいきなりスケートリンクがあって、子供達が練習しているという光景をよく見ました。
ショッピングモールにはこのようにスケートリンクがあるものも多く、スケートが日本よりもかなり身近にあります。
ロシアがフィギュアスケートが強いのはこういう理由があるのかと感心しました。
ちなみにロシアではザギトワよりもメドベージェワ派が多いそうです。
テレビCMが超長い
夕食後にリューの家族と一緒にゆっくりテレビを見ることが多かったんですが、テレビCMがすごく長いんです。
日本のように2〜3分というものではなく、5分くらいCMが続くこともありました。
もちろん番組の途中のCMです。
あまりにCMが長くて、よくCMの前の内容を忘れてしまいます(笑)
また、日本でいうゴールデンタイムの時間帯の番組の、開始時刻がなぜか9:20だったりと中途半端な時間で始まったり終わったりするのも印象的でした。
キャットフードのCMが多い
世界で一番猫好きな国だけあって、ゴールデンタイムのCMにはキャットフードのCMが多かった印象があります。
それと同じくらい薬のCMも多かったです。
これも薬局が多いロシアらしいなーと思いました。
学校の制服がセクシーすぎる
たまたま入った服屋さんで見つけて衝撃を受けたのがこの服。
OLの人が着るスーツかと思ったら、なんと女子中高生の制服だそうです。
ロシアの女子中高生、ちょっとセクシーすぎやしませんかね(汗)
犬の放し飼いは当たり前
まずはこの犬を見てください。
この犬、野良犬ではなくて飼い犬です。
ロシアでは、田舎や郊外の方に行くとこんな感じで犬が放し飼いになっています。
たまに人を噛むこともあるそうですが、基本的にしっかりしつけられているそうです。
【モスクワ編】
W杯のおかげで地下鉄が綺麗になった
僕はロシアに行くのはこれで3回目なんですが、2回目と3回目の間にW杯というロシアにとって歴史的な出来事がありました。
その影響は町の至るところに残っています。
一番わかりやすいのが、モスクワの地下鉄に新車両ができたということです。
最新の車両は綺麗なことはもちろん、USBの充電ポートまで用意されています。
道路がめちゃくちゃ汚い
11月のモスクワを歩いて気がついたのは、道路がものすごく汚いということです。
気温が0℃前後なので、雪と埃が混ざった泥みたいなものが跳ねて、車やズボンが汚れます。
逆にもっと寒くなると、全部凍りついて汚れなくなります。
冬のモスクワでは白っぽいズボンは絶対に履かない方がいいです!
サッカーの試合後の警備がすごい
地下鉄で移動中に「スパルタク駅」という駅に停まったとき、ホームの端から端までセキュリティがいた光景に衝撃を受けました。
あまりの迫力で、怖くて写真が撮れませんでした。
この写真は屋外のものですが、この密度の警備がそのまま地下鉄のホームの端から端まで立っていることを想像してください。
その夜は、サッカーの試合があったらしいです。
普通のサッカーの試合の後にこれだけの警備を置かないといけない、ロシアのサポーターの血の気の多さにドン引きしました。
この光景を見ると、「こんな街になってしまうならサッカーなんて強くなくていい」と思ってしまいました(笑)
まとめ
ロシアに行くのもこれで3回目となりましたが、行くたびに新しい発見や感動があります。
1回目と2回目は、言葉も通じないし早く日本に帰りたいと思いながら滞在していましたが、
3回目は愛着が湧いて、帰る時に寂しい気持ちになっていました。
ぜひみなさんも自分なりのロシアあるあるを発見してみてください!