読者様にいただいたリクエストの中に、「出会った時のことについて教えてほしい」というご要望をいただきましたので、今日はそれについて書きたいと思います。
2014年11月1日
これが、僕たちが出会った日です。
時間は早朝4時ごろ。場所は渋谷のセンター街。
朝まで続いたハロウィンの人混みの中で、僕たちは出会いました。
ショーゴのハロウィン
この日の僕は、コスプレイヤーとしてものすごく気合を入れていました。
ハロウィンの渋谷ほどコスプレをする人が集まる日はありません。
僕は、人生初のクラウドのガチコスプレをしようと意気込んでいました。
どこが”ガチ”かというと、「髪型をウィッグではなく地毛で作る」という部分です。
その一部始終を動画にしたものがこちらです。
衣装も全て揃え、体重も減量して、全身全霊のコスプレで渋谷を練り歩きました。
多分、この日の僕は地球上で一番カッコよかったと思います(笑)
行き交う人々のリアクションに僕はつい嬉しくなり、終電を完全に忘れて渋谷に残っていました。
リューのハロウィン
ロシアのハロウィンには何か大きいイベントが全然ありません。クラブでハロウィンのテーマパーティをやるぐらいです。
せっかく日本に来たからどうしても行ってみたくて、社長にバイトを早く終わらせてもらって終電で渋谷に着きました。
私のハロウィンの衣装は当時バイトしてた店のイベントに着たコスプレでした。
渋谷駅で3人のロシア人の友達に会って、夜はずーっと渋谷を歩きながら面白いコスプレをしてる人と写真を撮ったりしました。
あの夜に撮った写真が山ほどあります。
途中で歩き疲れて知り合いがバイトしていた居酒屋にも行きました。
日本のハロウィンは本当に楽しかったです!こんなにコスプレをしている人たちが集まる場所を初めて見ました!みんな時間を忘れて心から楽しんでいる感じがしました。アタシも色々な人に「写真を撮ってください」と何回も聞かれて全然外人扱いをされなかったのは嬉しかったです。
AM4:00
早朝で歩き疲れてきたころ、私たちはセンター街で1人のクラウドとすれ違いました。
「めちゃくちゃかっこいい!」
ファイナルファンタジーのクラウドは前から知ってたし、好きなキャラでした。
すぐに声をかけて、クラウドと写真を撮りました。
タイプすぎて、声をかけるときに実はすごくドキドキしていましたw
でも、クラウドは写真を撮った後すぐに行ってしまいました。
後で写真を送るために、LINEのIDだけ急いで聞きました。
写真を撮った後、嬉しくて写真をツイッターにアップしました。
その後みんなでもう少し歩いて、始発の電車で帰りました。
このハロウィンの日がロシアに帰る2週間前だったので、すごく寂しかったです。
でも最後に素敵な思い出ができました。
これが私のハロウィンです。
リューの友達の方が可愛かった(笑)
数日後、リューからLINEで写真を送ってもらいました。
実は、隣のリューの友達の方が可愛いと思っていたので、最初は正直言ってあまり嬉しくありませんでした(笑)
でも、画像をもらったついでに会話をしてみると、リューのあまりの日本語のうまさに僕は興味を持つようになりました。
そこから1年半かけてたまーに連絡を取り合うような関係が続きました。
これが、僕たちの出会いです。
ショーゴのまとめ
当時の僕は彼女はいませんでしたが、この日はまったく下心がなく、全力でコスプレしたいという純粋な気持ちだけがありました。
そんなときに限ってこんなことが起こるなんて、出会いは本当にどこにあるかわからないものですね。
何かと批判されがちなハロウィンですが、出会いのチャンスに溢れた素敵なイベントだと思うので、最低限マナーは守りつつ日本に定着してほしいと思います。
リューのまとめ
実はあの時私には彼氏がいたし、その彼氏と別れる予定も、新しい彼氏を作るつもりもありませんでした。
ただただハロウィンを楽しんで、新しい友達が作れたらいいなーというくらいの気持ちがありました。
実は、私は知らない人が集まるイベントがあまり好きではないし、他人に声をかけるのは苦手です。
でもハロウィンの渋谷ではみんながお互いのことを知らなくても簡単に声をかけるので、私にとってはいつもより人に話しかけやすい雰囲気でした。
今振り返ってみたらあの何十万人の人混みで出会えたのは奇跡だと思っています。
だってあの日何十枚もの写真も撮りましたけど、ショーゴとしか連絡先を交換しませんでした。
こんなのは相手を探したり出会いを待ったりする時ではなく、全くこんなことについて考えていない時に起きると思います。