2月14日はバレンタインデーですね。
日本ではもう完全に定番の日となりましたが、そういえばロシアにもバレンタインはあるのか気になりました。
今日はにロシア人とバレンタインデーについて解説してもらいました。
ロシアのバレンタインデー
ロシアもバレンタインデーは2月14日で、日本と同じです。
でもバレンタインデーの過ごし方は日本とは全然違います。
日本のバレンタインデーは
①女の人が男の人にプレゼントを贈ったり、気持ちを伝える日
②プレゼントはだいたいチョコレート
という感じだと思います。
私は昔、「日本人はバレンタインの日には女性が男性にチョコを贈る」ということをドラマで見て知っていたので驚きませんでした。
ロシアのバレンタインデーは「自分の好意を伝える日」という感じです。
好意といっても、恋愛感情だけじゃなくて、家族、友達、女の人同士でも普通に送り合います。
これは日本の友チョコ・義理チョコみたいな感じだと思います。
女性から男性だけじゃなく、男性から女性も贈ります。
また、ロシアでは2月14日は『恋人の日』とも呼ばれています。
告白をする日ではなくて、もう付き合っているカップルがプレゼントやお祝いをするための日です。
カップルの場合は男の方からプレゼントをもらうことを期待する女の人が多いです。
ロシア人の彼女がいる人は気をつけましょうw
バレンタインカードを贈る!
日本人にとってのチョコにあたるのが、ロシアではバレンタインカードというものです。
だいたいのものがハートの形をしていて、「ハッピーバレンタイン」みたいな文章が書いてあります。
それ以外に「好き」とか「友情をありがとう」みたいなメッセージが書いてあるので、あげる相手によって選びます。
バレンタインが近づくと、ほとんどの文房具屋さんでたくさんのバレンタインカードが売られるようになりますけど、中にはカードを手作りする女の子もいます。
上の写真は実際にロシアで売られているバレンタインカードです。
欲しい枚数だけちぎって、レジに持っていきます。
ホワイトデーはない!
ホワイトデーはロシアには存在しません。
これはバレンタインのお返しの日として日本とかで勝手に作られたものだと思いますけど、ロシアではバレンタインは贈り合う日なのでこういう日はありません。
チョコは男があげるもの!
日本人にはすごく意外かもしれませんが、 ロシアではバレンタインに男の人が女性にチョコレートをあげることの方が多いです。
ちょっとしたプレゼントとしてちょうどいいからだと思います。
さすがに手作りではなく、お店でちょっといいチョコレートを買っておきます。
この「ラファエロ」というチョコレートがロシアのバレンタインの定番です。
このチョコレートはすごく美味しいし、値段もあんまり安くないのでみんな喜びます。
ロシアの女性にチョコレートをあげるならこれがいいと思いますw
今年はの家族みんなにこのチョコレートをプレゼントしました。
みんなすごく美味しいと喜んでくれました!
学校とバレンタイン
ロシアの学校では女の子が女の子の友達とカードを交換することが多くて、女子→男子は恥ずかしくてあげられないという人が多かったです。
私が行っていた中学と高校ではバレンタインデーの頃にはバレンタインカードを入れるためのポストがありましたw
このポストにカードを入れておくと、バレンタインの日に受け取る人の教室にカードが届けられる仕組みになっています。
「男の日」と「女の日」
実はロシアには男の日と女の日というのがあります。
バレンタインよりもそっちの方がもっとロシア人全体に馴染んでいます。
女の日は世界中のいろんな国であるみたいですが、男の日はロシアや旧ソ連の国にしかないと思います。
男の日には女が仲のいい男の人みんなにプレゼントを贈る日です。
男→男、女→女などはありません。
これは別の記事でいずれ解説したいと思いますので、そういう日があるということだけ今回は書いておきます。
ロシアのバレンタインはつい最近のこと!
意外かもしれませんが、ロシアではバレンタインはつい最近になって流行り始めたものです。
私もバレンタインデーの存在を知ったのは小学生の頃でした。
ロシアのバレンタインデーは1990年代くらいから始まったと思います。
バレンタインデーのもとになった聖バレンティンという人はもともとカトリックの人なので、仲が悪いギリシャ正教のロシア人からすると「お祝いする意味がわからない」という感じです。
<聖バレンティン>
だから私のおじいちゃんやお母さんくらいの世代まではバレンタインデーのことは知っていても全くなにもしません。
ロシアでのバレンタインデーは実は日本より全然歴史がないんです。
まとめ
ロシアのバレンタインは
・性別に関係なくお互いの気持ちを伝える日
・バレンタインカードを贈り合う
・チョコレートは男が渡す!
・実は日本よりも歴史がない!
ロシア人の彼氏彼女がいる人はプレゼントをしっかり用意しておきましょう!