大谷翔平がメジャーリーグに行ってから丸1年が経過しようとしています。
2018年シーズンは怪我で出場機会が少ない中ハイペースでホームラン量産してニュースを沸かし、新人王を獲得したのも記憶に新しいところです。
日本では大谷フィーバーといっていいくらいニュースが白熱しましたが、
「実際アメリカではどうなの?」
「日本人が勝手に騒いでいるだけじゃないの?」
と疑っていた人も多いかと思います。
僕もその一人でした。
打率や防御率など、数字を見れば大活躍していることは間違いないことなんですが、本当にアメリカ人は騒いでいるのか。
日ハム時代から応援する一人の大谷ファンとして、実際にアメリカに行って確かめたいと思っていました。
今回はそれを確かめる機会があったので、僕が自分の目で見たアメリカでの大谷翔平の凄さをご紹介します。
シカゴのおもちゃ屋さんにて
成田を出発し、最初に到着したのはシカゴです。
僕が7年前に1年ほど留学していた街で、土地勘もあるので旅行のスタート地点はここにしました。
シカゴ中心部にある”ターゲット”という大きいスーパーのおもちゃ売り場で日本へのお土産を探していた時のこと。
カードゲーム売り場に大谷翔平はいました。
なんと、メジャーリーグカードの2018年版のパックの主役は大谷でした。
1袋のパックから、数パック入りのボックスまで、あらゆるパッケージに大谷が写っています。
遊戯王カードでいうところの「ブルーアイズ」や「ブラックマジシャン」、あるいは「武藤遊戯」本人のポジションです。
シカゴは大谷の所属しているエンゼルスの本拠地のロサンゼルスからは「アメリカの反対側」といっていいほど遠い場所です。
この時点で大谷の人気が地元だけのものではなく、2018年のメジャーの顔とも言えるほどの選手だということがわかりました。
ここで僕のテンションは最高潮に上がり、迷わず10パック入りの箱(20ドル)を購入。
日本に持って帰ってきて野球好きの弟や友達に1パックあげるとかなり喜ばれました。
目新しいけど値段は安いので、手軽なアメリカのお土産としてもおすすめです。
僕も1パック開封してみました。
中には10枚のカードが収録されています。
現役選手のプロフィールや往年の名選手を記念するようなカードが入っています。
アーロン・ジャッジ(今のメジャーを代表する強打者)が当たりました!
このシリーズの中ではレアカードなのかもしれませんが、キラカードではありません。
このことから、おそらく日本のようにキラカードがたまに当たるという習慣はないのかもしれません。
ロサンゼルスのスーパーにて
ニューヨーク、フロリダではおもちゃ屋さんやスポーツショップに入る機会がなく、大谷の人気ぶりを確認することはできず、旅の最終地点ロサンゼルスに到着しました。
ハリウッドサインの山に登った時、立ち寄った近くのスーパーの雑誌売り場にこんな雑誌がありました。
野球雑誌の表紙に大谷が。
もう一人はドジャースの若手のホープ、コディ・ベリンジャーという選手です。
ロサンゼルスの2球団を代表する若手選手というコンセプトでしょうか。
中をパラパラとめくってみると、シーズンオフということもあり、メジャー全30球団の2018年シーズンの総括という特集がありました。
見開きで左側にその球団の顔となる選手、右側に総評というレイアウトなんですが、
エンゼルスはなんと大谷が選ばれていました。
ちなみにヤンキースはさきほどのアーロン・ジャッジという錚々たる顔ぶれです。
大谷は1年目で野球専門誌にも認められるところまで到達しているようです。
ロサンゼルス市民に聞いてみた
アメリカでの大谷の人気が本物だということは徐々に確信してきましたが、ここまでの2つは僕がカードや雑誌などの”商品”を見て感じた僕の主観でしかありません。
「最後に地元の人に直接聞いてみないことにはまだ本当のことはわからないんじゃないか?」
ということで、僕たちがロサンゼルスにいた頃にちょうどポケモンのイベントがあったので地元のトレーナーたちと仲良くなり、一緒に歩いたときに彼らに聞いてみました。
「大谷翔平を知ってる?」
すると彼らは、
「Oh! Batter & Pitcher!」
「野球ファンならみんな知っているよ!」
と答えました。
さらに続けて、ロサンゼルスは正確にいうとドジャースの本拠地であって、エンゼルスはアナハイムという別の市のチームであり、リーグも違うということ。
ここはロサンゼルス市だから、だいたいみんなドジャースファンだということを教えてくれました。
それでも大谷翔平は知っているし、ピッチャーとバッター両方できる凄い選手だということは共通の認識だったようです。
地元の野球ファンにも認められていたことを知り、大谷の人気は本物だったんだということをついに確認できました。
まとめ:大谷フィーバーはアメリカでも起きていた!
アメリカに来るまで僕が抱いていた
「大谷フィーバーはアメリカでも本当に起きているの?」
という疑問は、
「野球ファンの間では本当に起きている」
と答えても問題ないと思います。
日本の皆さん、大谷の人気は本物でした!